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 タヌキです。

 米国市場は朝方は米株の変動性指数(VIX)の上昇を受けた機械的な株売りもあったもよう。
 200日移動平均を下回り、テクニカルに着目した売りも出たとみられている。こうした売りが一巡した後は徐々に下げ幅を縮める展開。
 ドーンと落ちてジリジリ戻っていくという流れになりました。

 先週、20代まで悪化したものの10代まで戻っていた『VIX恐怖指数』が再び20.71まで上昇しているところから、この先も不安定な市場環境が予想されます。

暴落001


【NYダウ】


 米株式市場でダウ平均は続落し、前日比125ドル98セント(0.5%)安の2万5191ドル43セントで終えました。

 中国などの海外株安で投資家心理が悪化。
 中国景気に大きな影響を受けると思われている2銘柄、建機のCATや工業製品・事務用品の3Mが朝方発表した2018年7~9月期決算も市場の失望を誘い、ダウ平均は一時548ドル下落しました。
 CATは決算で12月期通期の業績見通しを据え置きましたが、発表資料ではトランプ政権による鉄鋼関税が原材料コストを押し上げていると説明し、中国景気減速を嫌気して売られた模様です。
 3Mは7~9月期決算が市場予想を下回ったうえ、12月期通期の1株利益の見通しを下方修正したためです。
 2銘柄ともダウ平均構成銘柄のうち、代表的な中国関連とみなされており、中国政府の景気刺激策後も中国株は戻りが続かず、中国景気の減速懸念が強いことも失望売りにつながりました。

 世界的な株安で安全資産とされる米国債が買われ、長期金利が低下、利ざや縮小の思惑からGS-3.04(-1.37%)など銀行株が下落。
 原油安でCVX-3.81(-3.25%)と石油株も大きく売られ、ダウ平均を押し下げています。

NASDAQ



 昨日4日ぶりに反発したナスダック総合株価指数は反落し、前日比31.09ポイント(-0.42%)安の7437.54で終えました。
 
半導体関連のNVDA-10.16(-4.39%)やMU-1.08(-2.72%)なども大きく下げました。
 
また、週内に決算発表を控えるAMZNは-25.60(-1.15%)やTWTR-0.41(-1.41%)、BABA-2.15(-1.44%)、MSFT-1.53(-1.40%)などのIT・通信銘柄が大きく売られました。

 ただ、相場全体が戻りを試すのにつれてGOOGL+2.53(+0.23%)やAAPL
+2.53(+0.23%)など指数に影響の大きい主力株が買われ、指数も一時は小幅高に転じる場面もありました。

 

日本時間2018/10/24 6:00現在


NYダウ   :25,191.43 (-125.98)
NASDAQ  : 7,437.54 (-31.09)
S&P500   : 2,740.69 (-15.19)
VIX恐怖指数:   20.71(+5.45%)

上海総合指数:2,594.83 (-60.05)

為替ドル円 :112.43  (0.00)

日経平均先物大証(夜間):22,145.00



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