お盆の時期です。
昔はお線香のCMが多かったと記憶していますが
近年この時期に「ランドセル」のCMが多くみられます。
お盆で帰省した際に、「じいじ」や「ばあば」と一緒に買いに行かれるのでしょうか。
帰省ラッシュの、ストレスいやですね。
ただ、故郷に戻って旧知の皆様と親睦を深めることはよいことだと思います。
特に、年1、2回くらいしか帰省しない方にとっては、故郷の皆さんと「あと何回会えるのか」心の片隅にでもおいていただいて、笑顔を振りまいてください。
ちなみに狸の両親はすでに他界しておりまして、もう会うことはかないません。
さて狸は、米国株投資をしているつもりではありますが、バークシャーに7割近い資産を投入しているため、実質バフェットさんに【投資信託】している感じになっています。
投資信託と言えば、最近は銀行さんでは預金の預入れよりも投資信託など金融商品の売り込みに力を入れているところもよく見られます。
投資信託とは、運用する会社に投資して運用してもらい運用益を分配(もしくは1口単価の価値を上げていく)モノです。
モノにもよりますが、投資信託を購入した時点で数%購入手数料がかかるものが多いです。
このため実際の運用金額は運用開始点で手数料を引いた額からスタートになります。
また、1年毎に運用手数料という金額が引かれていきます。
また、引き出し時に引き出し手数料がかかるモノもあります。
(モノによると書きましたが、銀行さんでご案内いただく、投資信託や投資型保険は各手数料がひたすら高いモノが多い傾向があるような気がします)
投資信託はプロが運用するとはいえ、元本割れを起こすモノもかなりありますが、損をしても手数料だけはしっかり取られます。
銀行口座に退職金などまとまったお金があると、銀行さんから投資信託をおすすめされる事もあります(狸はお声がけいただきました)
また、『退職者優遇パック』と称される【金利優遇+投資信託の購入ノルマ】を抱き合わせ的な金融商品をおすすめされることがあります。
例として「○○○○万円預けると、そのうち3割が定期預金で優遇金利0.45%、7割が当行取り扱いの投資信託の購入」というものです。
パンフレットには小さい字で「優遇金利適用は3ヶ月、その後は通常の定期預金の利率になります」と書かれていたりします。
計算すれば、「優遇金利でいただける利息」より「投資信託の手数料」の方が断然高かったりするのです。
実際に狸が銀行さんに言われた言葉はこうでした
「狸様、現在当行でお預かりしている御資産につきましては、預金保護金額の上限であります1000万円」を超えております。資産保護のためにも当行で、投資信託や貯蓄型保険をご紹介させていただきますので是非ご検討ください」
銀行内のついたてのあるブースに案内され、お茶やお茶菓子をいただきながら(ちょっとしたVIP待遇?)たくさんの資料が綴じ込まれたバインダーを見せられ、ご説明をいただくことになったのです。
お年寄り世帯で、茶飲み話をするほど仲良くなった「銀行担当さん」とその横に「上司の人」が並んでいる場でそんな話をいただいたら、馴染みの担当さんの手前、断ることも出来ず「契約してあげるか」となってしまうかもしれませんね。
狸には、その銀行さんにお馴染みの担当さんがついているわけでもなく、今後借金の申し入れをする予定もないため、「検討してみますね」と資料だけいただき退散しました。
投資判断は自己責任が常識の世界です。
お一人もしくはご夫婦で、そんな場面になってしまった場合は
・その場では即答しないこと。
・信頼できるお身内や、資産規模によっては独立系FPなどにご相談
されるのがよろしいかと思います。
「投資や保険の無料相談会」や「○○の窓口」など無料相談のところは、避けた方が無難です(無料相談に携わる人たちがどこから収入を得ているのか、想像してみてください)
お盆で親戚一同、勢揃いの時期でもあります。
「お金の話」はなかなか話題に出来ない(遺産目当てかと誤解されかねない)ところでしょうが、当ブログを出汁に、こんな話もあるけど大丈夫だよね。
と、オレオレ詐欺への注意と併せて確認してみてください。
※今回の話は、ブログ管理者の実体験も含めて掲載しておりますが、特定の銀行・特定の会社を誹謗・中傷する意図はございません。

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