みなさまご機嫌いかがでしょうか?仮巣まいのタヌキです。

 政府は、現在、首都圏4都県(東京、神奈川、千葉、埼玉)と北海道で発令されている新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を全面解除する方針を、専門家でつくる基本的対処方針等諮問委員会に提示するそうです

 委員会がこの政府方針妥当と判断したそうです(午前)、午後の政府対策本部で正式決定・・・同日中に宣言は全面解除されます。

 そもそもが官邸主導(暴走)の傾向が強い昨今、委員会がこれに疑義を唱えるはずもないでしょう。

 賭博容疑で辞職した前東京高検検事長さんも、官邸の指示で無事退職金6000万円をゲットできるようです。
 6000万円あればこのチョットヤンチャな前検事長さんは無事に弁護士事務所でも開業できそうですねっ。

 ちなみにタヌキの所には、『安倍のマスク』はいまだに届いていません(笑)


官邸主導でとうとう、緊急事態宣言全面解除


 
宣言の解除を判断する基準として、感染の状況、医療提供体制、監視体制の3点を踏まえて、総合的に判断するとしています。


感染の状況に関する判断基準

「直近1週間の新たな感染者数が10万人あたり、0.5人程度以下」になることを目安とする

 例えば、東京都では、新たな感染者数の合計が「1週間で70人程度以下」となることが解除の目安となります。


医療提供体制について

 重症患者の数や病床の状況のほか、患者の急増に対応できる体制が確保されているかどうか

 

監視体制について

 必要なPCR検査が遅滞なく行える体制が整備されているかどうか

 

以上の①~③を判断基準にするとしています。


 まためでたくも今回の解除ののち、感染が拡大して、再び宣言の対象にするか判断する際には、直近の感染者の数や、感染経路が不明な患者の割合などを踏まえて、総合的に判断する←ここ重要)のことです



映画「シン・ゴジラ」が辿った道を追う政府


 こと危機管理においては、『総合的に判断する』などという、行き当たりばったり的な基準はあってはならないことです。

 近年、「書けないけど読める漢字ランキング」で一気に順位を上げた『忖度』の要素も『総合的判断』に含まれるからです。

 不測の事態への対応には、総合的判断が必要なケースも発生するでしょう・・・
 しかし、今回のコロナ禍に関しては、すでに第
2波、3波が想定されているケースですから、事前に条件を設定しておき
2波、3波発生時には粛々と実行に移せるように準備しなくてはならないはずなのです。

 『映画シン・ゴジラ』のように(官邸内感染など・・・)官邸機能が一気にマヒしてしまうことだってあり得るのですから(今は官邸の一存で事は進んでいますが・・・)。

ゴジラ(ヘリ1)
こうなって

ゴジラ(閣僚死亡)
こうなった時にでも


ゴジラ(会議)
こうならないようにするのが、危機管理計画


 『映画シン・ゴジラ』では、そのあと優秀な政治家やオタクたちによって、めでたく日本は救われますが、そうそうヒーロー・ヒロインたちは都合よく登場してはくれません。


バンクシーとともに応援しています
医療関係者は機械じゃない


 そもそも医療体制にしても、物資面でも『手創り防護服の寄付などがテレビ報道される』くらい切迫していますし、人的資源においても肝心な医療関係者の心身ともに限界まで来ているはずです。
 みなの生命をまもるべく懸命に働いている、医療関係者は
自己感染・院内感染のリスクに怯えるだけではありません。
 仕事を離れても医療関係者本人のみならず、そのご家族へのいわれなき”誹謗中傷”にまでさらされている
のです。 

 こんな状態で、第2波・3波の発生時には医療関係者の方々にこういうのでしょうか?

「マスクも防護服も無いけど、きみたちは医療関係者なんだから頑張ってね・・・あ、僕たちには近づかないでね・・・うつると嫌だから!!」

 ・・・タヌキが医療関係者だったら逃げますね

バンクシー(医療)

 バンクシーと共にタヌキは医療関係者とそのご家族の皆様を心から応援しています


 国民のストレスも限界、休業補償などの予算も限界←ここ重要)なのは解りますが、もう少し冷静に

医療提供体制について(ヘロヘロの状態では・・・?)

監視体制について(検査できないのを現場の責任にするな!)

 考えてみるべきですし、医療関係者の士気を維持することも考えるべきでしょう。

 医療関係者は機械ではありません、民間人であれば『休息をとる権利も休業する権利だってあるのですから・・・
 
 この状態で、
2波・3波の発生時に医療関係者が集結してくれるでしょうか?

 今がこんな感じなのに、②について、机上で人数をはじき出しても、計算通りの数がそろうか分からないですね。

 経済対策面でも、給付金や休業補償など各種手当の交付も一瞬では配り切れません(急に仕事を振られた地方自治体だって「もともと人員に余裕などない」のですから・・・)

『総合的に判断して』もう国民の善意に基づく自粛が限界点に達しているであろうこと」は、タヌキだってよくわかってはいますよ。

 それにしても他の国々、欧米やアメリカなどはどうやって乗り切っているんでしょうね? 


今日もお読みいただきありがとうございます。

皆様の応援が、体の弱いタヌキがブログを継続する体力・メンタルの支えになっています。
↓をクリックして応援いただければ幸いです
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

※投資判断は自己判断自己責任です。


PVアクセスランキング にほんブログ村