みなさまご機嫌いかがでしょうか?仮巣まいのタヌキです。
ここ数日、タヌキはコロナ禍の長期化を見据えて『ビジネスホテル暮らしから方向変換して、職住一体に変える』べく動いています。
政治的な宣言云々は別としても、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響はかなり長期化すると見込んでのことです。こういうご時世ですし、コスト縮減を図らなくてはなりませんっ!!
『職場に住む!!』という新たなワークスタイルを構築する、社畜界のパイオニアでありますタヌキです(涙)
基本的なモノは職場(髭社長の会社)に揃っていますので、生活消耗品を揃えておけば移住できる環境ですし、寝具などはありませんがキャンプ用品(寝袋やキャンプ用ベッド)をネット通販で物色中です。
寝心地が良くてコンパクトにしまえるものが理想なのですが・・・
病(やまい)は政局に忖度してくれません
5月12日のNYダウは457.21ドル下がり、23,764.78ドルと続落で終わりました。
米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は12日の議会公聴会で、経済活動の再開を急げば感染の再拡大を招き「とても深刻な結果をもたらす可能性がある」と警告!!。
米国各州での行動規制の延長の可能性が高まり、これまでの予測より米景気の回復には時間がかかるとの見方が強くなってきたためです(これまで何度も上昇した株価を下降に転化している定型的なセリフです)。
特に経済の要となるニューヨークあたりは、東京あたりとは比べ物にならないくらい、人口密集度も人の出入りも激しい(んじゃないかな?)
選挙に向けて、焦りを隠せないトランプ大統領は規制の早期解除に向け、意欲満々です(気持ちだけ空回り)が『病は政局に忖度してくれません』
「経済を何とかしないと選挙に勝てない」という大統領の苛立ちは分からないでもないですが、中国に対しての怒りを隠せないあたりに、これから正念場を迎える(であろう)選挙戦へ向けての悲壮感が漂ってきます。
うやむやのうちに消えていた米中貿易戦争を再燃させそうで怖いですね。
コロナ禍の渦中にあっての株価上昇はアリ?
ニューヨーク州内で新型コロナウイルス感染症の初の感染者が確認されたのが3月1日。20日後には感染者が1万人を越えています。
その約一か月前の2月中旬辺りまでは、NYダウは3万ドルに迫ろうかという勢いでじわじわ上昇を続けていました。
ニューヨーク州知事は緊急対策として22日、自宅待機令(Stay-at-home order、ロックダウン)に踏み切りました。
この翌日、3月23日のNYダウは18,592ドルと底を打っています。
予想されていたことではありますが、各指標の悪化・失業率の増加など『1929年の世界恐慌』以来の危機とも言われている中で、「○○薬が効きそう」とか「思ったより明るい兆しが・・・」とか言いながら24,000ドル前後までNYダウは値を戻してきています(半値戻し?)。
しかし、米国の失業率は3月4.4%から4月14.7%に悪化している(現在進行形)ことからも分かる通り、株価上昇要因となるはずの『経済活動正常化』からは程遠い数値になっています。
おそらく5月はさらに悪くなるのではないでしょうか?
こういう事態の
『楽観シナリオ』は
コロナ早期終息
↓
経済活動の活性化
↓
ロックダウンなどで抑えられていた消費欲求の反動でみんなが散財
↓
各企業の業績回復
↓
株価上昇(メデタシメデタシ)
と言ったところなのですが・・・
『現実のストーリー』は
コロナ早期終息の見込み立たず(まだ試行錯誤)
↓
各企業の業績悪化
↓
失業率の増加(これが肝)
↓
経済活動の縮小懸念増大(原油先物の暴落からも明らか)
↓
株価上昇(どうして半値も戻る!?)
おそらくこの先、経済指標が戻ってくる(多分5月も悪化しそう・・・)までには、かなりのステップを踏む必要があります。
やはり肝になるのは失業率ではないでしょうか?(多分5月も悪化しそう・・・)
経済活動が復活し、生産・販売網が息を吹き返したとしても『肝心の消費者』が失業し、消費活動にブレーキがかかっていては、企業業績はなかなか回復しません。
現金がなければカードを使えばいいじゃない~
みんなが失業してしまっていれば、まず雇用の回復からスタートしなくてはいけないわけですから、その間は企業業績に則った『正しい株価上昇』は見込めないと推察されます。
しかし、特にアメリカはカード社会と言われているほどですから、速攻で雇用が回復できれば、国民の消費意欲が爆発して消費活動再開に要する時間は案外短くて済むのかもしれません。
これが日本なら、再就職後の初任給が出るまでは、なかなか買い物ができないですけれどね。
選挙までのカウントダウンは一秒一秒続いています。
焦るトランプ大統領が再度『米中貿易戦争』を繰り広げるようなら、世界経済には大きな影がかかっていくでしょう。
米中貿易戦争の再現をタヌキは望んでなどいません…しかし「中国は悪くない」などとは『ウィルス一個分ほど』も思っていません。
ここまで世界経済が悪化したのは、主犯の中国がウィルス拡散防止の手を打たなかったこと、共犯はWHOがウィルスについて間違った広報をした(意図的にウィルスの危険性と性質を過少的に広めた・・・などとはあえて言わない)ことでしょうね。
現在の株価は、底値から半戻し・・・2番底などの憶測もまことしやかにささやかれていますが、現状では短・中期における株式市場に関して、(タヌキには)楽観的要素が全く見つけられていません。
悲観主義者のタヌキが『楽観的になれるようなネタ』をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非コメントの書き込みをお願いします。
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※投資判断は自己判断自己責任です。
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