おはようございますタヌキです。

 

 少々古い話ですが、北朝鮮は16日午後、南西部のケソンにある南北の共同連絡事務所を爆破し、国営メディアを通じて「完全に破壊した」と発表しました。

 

 これについて、国営の朝鮮中央テレビは、17日午後3時すぎからの放送で、爆破した際に撮影した映像を公開しました。30秒余りの映像で、爆破音とともに連絡事務所の建物が爆発し、破片が勢いよく空中に吹き飛び、土煙のようなものが広がりました。また、爆破の衝撃で連絡事務所の隣にある15階建ての建物の壁が崩れ落ちました。


爆破予告から即実行、懐が痛むわけでもなし


 
朝鮮中央テレビでは放送内で、アナウンサーが「人間のくずたちに懲罰を加えた」としたうえで、韓国政府に対して、「これは第1段階の行動だ。今後のふるまいに応じて、措置の強さと決行の時期を決める」と警告を発しています

 北朝鮮は、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長を批判するビラを飛ばした韓国の脱北者団体と、これを黙認したとして韓国政府を強く非難していて、キム委員長の妹のキム・ヨジョン(金与正)氏が談話で共同連絡事務所の破壊を予告していました。

北朝鮮爆破
建設運営費に15億円?そんなの知るか(木っ端みじん)


 この連絡事務所は、2018年に南北首脳会談が行われたのを機に、施設が存在していた3年間の建設費と運営費の総額168億8300万ウォンを全額韓国側が負担しており、南北交流協力の象徴的施設として、韓国文在寅政権にとって、韓国国民に反日以外で文在寅政権の存在を自国民にアピールできていた(?)唯一の外交成果でした。

 北朝鮮にとっては韓国負担(南朝鮮が北朝鮮、金王朝に献上したと解釈)した施設であり、失っても自分の懐は痛みませんから、躊躇なく爆破してしまいましたね。

 この爆破行動に関する北朝鮮側の背景・思惑は推測の域を出ませんが、単純にビラ付き風船を飛ばしたことへの報復行動としては(賞味期限切れの爆薬が倉庫にあったのかもしれませんが、爆薬代だけでも高くつくところです・・・)、薬量も少々大盛りのようでしたし。

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韓国にモテ期到来・・・
アメリカの誘いと中国の嫉妬


 この直前に起こった出来事で気になったのは、
アメリカのトランプ大統領が9月以降に延期している先進7カ国首脳会議(G7サミット)の拡大を模索しているというニュース・・・

 ロシア、韓国、オーストラリア、インドなどを新たに加えて「中国の未来について討議する」(ホワイトハウス高官)方針で、中国包囲網の形成を狙うという構想を表明したことでした

 韓国の参加については、日本が反対の意思を示し、ロシアの参加については、イギリス・カナダが難色を示しており、アメリカが構想する対中包囲網の形成が実現するかは分かりませんが、これを聞いた中国は面白くありません。

 韓国文在寅政権は元々2枚舌外交で、アメリカと中国の間をウロウロしつつ、溜まった憂さを反日で晴らすことで、国民のガス抜きをしていた訳で、政権としては中国寄りなところが見られました。

経済圏としても中国経済圏に完全に組み入れられており、中国から見放されれば韓国経済は更に立ち行かなくなるでしょう。


アメリカ中国から踏み絵を強要
日本は韓国を助けるべきなのか・・・?


 そんな中での、アメリカトランプ大統領からの
G7参加国拡大案への韓国ご指名は、『アメリカ側からの踏み絵』に他なりません。 

 今回、北朝鮮によるの派手な爆破放送は、『中国につくのかアメリカにつくか・・・を問う、中国の意思=中国側からの踏み絵』が垣間見えるような雰囲気が漂っています。

 アメリカ・中国の両国から『踏み絵』を突きつけられた韓国文在寅政権は大ピンチです。

 

韓国踏み絵
日本は堂々と踏める国・・・それが韓国さん


 韓国内では「韓国のG7参加に日本が反対している、けしからん」という報道が盛んにされているようです。

 これは韓国にとっては渡りに船、日本の責任にしてG7不参加を表明し、ひとまず板挟みから脱することも可能になります。

 韓国さんをお助けするために、G7参加に日本が難色を示すポーズをしてあげるのは結構ですが、韓国は助けられたとは思わないでしょう。

 韓国さんはお隣の国・・・良き友人でありたいとタヌキは心の底から思っておりますが、先方は敵意満々ですからね・・・ 
 ご近所づきあいは難しいところです・・・

今日もお読みいただきありがとうございます。

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【おまけ】飲兵衛の会話


タヌキ:そろそろタヌキの里に帰りたいんだけど(あちらにも屋敷守という仕事があるタヌキ)

髭社長:こっちも通常営業に入ってるからねぇ
    また、すぐ来てもらうことになるよ

タヌキ:そもそもリモートワークが前提の約束でなかったっ?

髭社長:ようやく投資相談業の方にもチラホラ問い合わせが来てるんよ
    コロナ絡みの移動規制も解除しつつあるし、出張してもらうかも・・・

タヌキ:屋敷守もお手当もらってるからね、緊急事態でなければそっちの契約が優先ですよ

と、いう訳でタヌキはタヌキの里に戻ることにしました。
東京長期滞在・・・最後は会社に棲むことになった状況がようやく変わろうとしています。
めでたしめでたし

※投資判断は自己判断自己責任です。


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