ハンカチからマスクを作る方法
【埼玉大学教育学部生活創造講座家庭科分野被服学研究室公表資料】
またも前回から間が開いてしまいました。
その間にコロナウィルスの世界的な流行で世界中の経済は大きな痛手を負っています。
米国株価も連日の史上最高値更新のニュースが続いた直後、まさに釣部が落ちるかの如くリスクオンに・・・
まずは、亡くなられた方に哀悼の意を、罹患された方にお見舞い申し上げます。
2月以降、現在もマスク不足が続いています。
使い捨てマスクは医療現場では絶対必要なものです(薬局などの店頭で不足が叫ばれているものより高性能が求められている製品ですが)ので、(国内での)マスク生産体制が整ったら真っ先に医療用マスクを生産補充しなくてはならないでしょう。
そうしないと医療崩壊してしまいます。
中国では工場閉鎖解除後に生産されたマスクは、全て国家管理として徴発されていますので、正規ルートでは下々には出回りません。
中国ではマスクは戦略物資として扱われています。
トランプ大統領が複合企業スリーエム(3M)に対し、カナダや中南米諸国にマスクの輸出を停止するよう要請したとも、米国が「マスクメーカーが既に契約を結んでいる他国」よりも高い価格を払ってマスクを買い占めているケースもあると伝えられています。
米国でもマスクは戦略物資として扱われています。
日本では安倍首相が布マスクを一世帯あたり2枚配付するという対応を発表、「そう言いながら自分は使い捨てマスクかいっ」と盛大に突っ込まれた後、安倍首相は公の場では布マスクを着用しているようですね・・・(でも他の閣僚は変わらず不織布製のマスクを付けていますが)
そんな状況ですので、タヌキたち一般への(使い捨て)マスクの供給はまだまだ先になりそうです。
医療従事者優先という選択は間違っていないはずです。
そこで、埼玉大学教育学部生活創造講座家庭科分野被服学研究室で公表してくださっているマスクの作り方を紹介させていただきます。
これは、大型のハンカチを折るだけで出来ますので、お手持ちのハンカチの枚数次第でいくらでも量産可能ですし、洗濯機で洗えます(ここ重要)
ハンカチがなくてもスカーフだって風呂敷だって使えます。
単に白生地や黒生地ではなく、ハンカチの柄が個性とセンスを主張できますっ!!
不織布マスクを手洗いして再使用しても性能が劣化しますが、ハンカチマスクならその心配もありません。
タヌキはマスクの紐部分は廃棄する使い捨てマスクの紐を切り取って回収、片耳につき3枚分をつないで使用しています。
元々マスクの紐なので耳当たりがいいです。
「パンツのゴム?」を手芸店(100均とか?)で買ってくるのも有りでしょうけれど・・・
このマスクの使用にあたって注意すべき点は、『洗濯時に中紙を取り出し忘れると、大惨事になる』ということ・・・
ポケットにティッシュを入れたまま洗濯してしまって愕然とした・・・という経験をお持ちの方は共感いただけるかと思いますが(苦笑)
『魚をあげるよりも、魚の捕り方を教える』べき、マスクの作り方を広めよう
「人に魚を与えると1日で食べてしまう。しかし人に釣りを教えれば生涯食べていく事が出来る」(老子)
安倍首相発案の『一世帯当たりマスク2枚を郵送』というのも、何もしないよりはマシではありますが、逆に簡単に自作マスクが作れる(使うハンカチの柄によってはオシャレ?)という情報を拡散する方が効果的と感じましたので、今回書かせていただきました。
『埼玉大学教育学部生活創造講座家庭科分野被服学研究室』の方におかれましては情報をネットにアップしていただき感謝申し上げます。
そもそもマスク2枚の配付って・・・3名以上の世帯でしたら2枚配付されても足りませんから・・・
布マスク代と郵送料、あわせて200億円の費用をかけてマスク現物を配付するより、マスク作成法の情報を普及させる方が効果的ではないでしょうか?
『公共広告機構』さんっ、皆さんへの周知よろしくお願いします(ぽぽぽぽ~ん)。
話は変わりますが、タヌキが備えている『緊急持ち出し袋』には使い捨てマスク10箱(500枚)を常備しています。
万一、避難所生活となった場合に備えてのことです(同じ避難所の人達にも配らないと自衛すらできません)・・・が、マスクが高値で取引されていた時期には売りたい衝動に駆られて、かなり心が乱れました(笑)
現在でもタヌキは『緊急持ち出し袋の常備マスク』には手をつけず、自作マスクで賄っています。
大事なことなのでもう一度書きますが、マスクは戦略物資として考えるべきです。
『緊急事態宣言』都市脱出を図ってウィルスを拡散させないようにお願いします
いよいよ、東京をはじめ7都府県で『緊急事態宣言』が発せられました。
タヌキがこの記事を書き込みをしている真っ最中、テレビでは安倍首相の会見がライブ放送されています。(2020/4/7 19:32)
オリンピック延期を回避すべく『深刻な事態ではないという姿勢(音なしの構え)』をとっていた政府・東京都もオリンピック延期が決定したと見るや、危機的状況であると訴えいろいろな発言・対策を講じはじめました。
何につけても反対意見を出さないと存在感を示せないのが宿命の「野党議員のセンセイ方」でなくても、「遅きに失したな」と感じてしまうのではないでしょうか。
もうすでに、このウィルスの感染を避ける実効的な方法はありません。
ヨーロッパ、アメリカの都市部での感染者数を見ると、大都市圏に居る人はほぼ、ウィルスを抱えている可能性があるということを自覚すべきです。
発症するかしないかは、各人の体力や運に依るところもあるかもしれませんが、ウィルスキャリアーとなり得る可能性をみんなが持っているわけです。
「『緊急事態宣言』を受けて都市を脱出しよう」という考えは持たないでいただきたいと切に願います。(軽井沢に逃げた(利己主義的)富裕層の皆さんは何を考えているのか・・・)
今回のウィルス騒ぎの後、タヌキも「タヌキの里」に帰れていません。
限界集落で人の出入りがほとんど無い高齢者ばかりの地域に、万一タヌキがウィルスキャリアーとして帰宅してしまったら・・・
と思うと『無自覚殺人の犯人」になってしまいかねない恐怖を感じています。
髭社長のおごりでアルコール(酒)消毒していた方が世のため人のためです・・・
といいながら今日も飲んでいマス・・・
大事なことなのでもう一度書きますが、すでにこのウィルスの感染を避ける実効的な方法はありません。
- 自分は発症していなくても、既にウィルス感染している危険があること
- 自分は発症していなくても、ウィルスをまき散らしながら生活している可能性が高いこと
を自覚しておく必要があります。
武漢の都市封鎖の情報をいち早く得た現地の権力者、富裕層は我先にと武漢を逃げ出したそうです。そして感染が拡大してしまいました。
日本でも「入国時に、隔離期間を設ける」とした期日直前に帰国・入国ラッシュで空港が混雑しました。そして感染ルート追跡不能な感染が全国に広がっています。
『自分は感染していない』という前提で、駆け込み帰国しているつもりなのでしょうが、実際は感染症対策の発動日までの隙間を縫ってウィルスを持ち込んでいる・・・
「自分が持ち込んだウィルスで人が死ぬかもしれない」と想像できる力を持つべきです。
タヌキは心を鬼にして言います「くれぐれも都市脱出なんか目論むんじゃねぇぞっ!!」
ではタヌキは巣穴に戻ります。
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