NY市場は中国景気の減速懸念が改めて強まり幅広い銘柄に売りが広がり、3指数ともにマイナス圏で終始しました。


中国経済減速、週末からの貿易交渉次第では更に悪化⁇

建機のキャタピラーが発表した2018年10~12月期決算で1株利益と19年12月期の1株利益の見通しの中心値が市場予想を下回りました。
また、画像処理半導体(GPU)のエヌビディアは18年11月~19年1月期の売上高見通しを下方修正。
両社ともに収益悪化の原因を中国収益の悪化を挙げており、中国景気の減速懸念を市場に印象付けました。

主要企業の決算や業績の下方修正をきっかけに、中国景気の減速懸念が改めて強まり市場はリスクオフに傾き幅広い銘柄に売りが広がりました。

中国景気への警戒感から商品先物市場で原油や天然ガスなどが大幅に下落した。収益悪化への警戒感からエクソンモービルやシェブロンなどエネルギー関連株に売りが出たのも相場の重荷になった。

砂上の楼閣崩壊?5週連続上昇を受けた利確売りも

ダウ平均は前週末まで5週続けて上昇し、前週末に1カ月半ぶりの高値を付けたため、利益確定売りも出やすかった。

市場を取り巻く悪条件は、軽く挙げても

  • 世界経済の減速発表
  • 今週末から予定されている、米中貿易交渉(3月までに合意が間に合う?)
  • 米国つなぎ予算の不安定さ
  • 中国経済の減速
  • 合意なしのブレグジット時間切れ
など、どれ一つとっても明るい未来が見えないなかでの上昇はいつ逆転されるか油断出来ない

単に米政府高官の発言に振り回されての動きでしかなく、『砂上の楼閣』のように不安定な上昇を続けていました。


この5週連続上昇は昨年7月末までの続伸記録に並んでおり、利益確定(若しくは損益確定によるリセット)を意識するには十分な市場環境となり。
これまで相場をけん引していた「エネルギー」や「消費財・サービス」「資本財・サービス」などの業種には目先の利益確定売りがみられました。


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日本時間2019/1/29 6:00現在


NYダウ : 24,528.22  ▼0.84% (  -208.98)

NASDAQ :  7,085.68  ▼1.29%   (    -79.18)

S&P500 : 2,643.85   ▼0.85%  (   -20.91)
VIX恐怖指数: 18.87     ▲8.32%

 

為替ドル円 : 109.31

上海総合指数:2,601.72   (    +10.03)

 

日経平均先物CME(ドル建て):20,820.00

※投資判断は自己判断自己責任です。

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