本当の資産って?金持ち父さんから考察!
本作は、金儲けのための本ではありません。
お金をいかに増やすかについても語っていますが、大切なことは、何が本当の資産であるかを理解すること。
資産とは、将来キャッシュを生み出すもののことをいいます。ロバート・キヨサキ氏は、将来キャッシュを生み出すものにだけ、お金を使うべきだと主張しているのです。
たとえば、我々が持ち家を購入すれば、それは負債(住宅ローン)として、長くお金を払い続ける必要があります。
しかし『その分の負債を負うことが可能な信用』を不動産投資ローンに回して投資用不動産を購入すれば、それはキャッシュを生み出し続けてくれるものに変わるのです。
実際、金持ち父さんは次のように言っています。
「私は金持ちの家に生まれたわけじゃない。学校の成績もよくなかったし、きちんと卒業した訳じゃない。特に才能に恵まれたわけじゃない。それなのに今の私がたいていの人よりずっと金持ちでいる理由は簡単だ。立ち止まらなかったからだ。私は学ぶこともそして人生における可能性についての現実を広げることも決して辞めなかった」
2019年現在では、『スルガ銀行融資問題』や『将来、東京五輪の選手村が分譲されるかもしれない』など「不動産投資が必ずしも金持ちになるための道とは言えない状況」だとタヌキは考えています。
フルローンの例で考えると
『不動産投資で資産10億円』=『銀行への負債が10億円』
という等式では『バランスシート』上では『純資産は0』でしかないのですから…
好意的解釈として、『本当の資産』とは、学び続けられる能力のことをいうのではないでしょうか。
学び続けなければ、今持っている資産も、いずれはなくなってしまいます。
だから私たちは学び続けなければならないし、そうしなければ、金持ち父さんのようにはなれないのです。
金持ち父さん曰く「稼ぐために働くな!」
『金持ち父さん 貧乏父さん』で金持ち父さんは、お金のために働くのではなく、お金を自分のために「働かせる」方法を考えるべきだと主張します。
多くの人は、お金を得るために働いています。
しかしお金持ちは、お金のために働くのではなく、お金を働かせることによって(も)稼いでいるのです。自分の代わりに『お金に稼いでもらう』ためには、将来キャッシュを生み出してくれるものに、お金を使わなければなりません。
そのため本作のなかでは、「稼ぐために働くことを考える」のではなく、「お金を働かせることを考えるべき」だと主張しています。
そしてそのためには、先ほども書いたように、まず(将来キャッシュを生み出してくれるものに、お金を使う方法を)学ばなければなりません。金持ち父さんは、学ぶために働くべき(社会勉強や儲ける仕組みを発想するための基礎知識の習得?)である、とも主張しました。お金を働かせる方法を学ぶために働くことが、金持ち父さんとなるための秘訣なのです。
今後も何度かに分割して『感想文』を掲載してみたいと思っておりますので、よろしければお付き合いくださいませ。
『違った解釈』、『追記事項』など、思うところがありましたら『コメント欄』に書き込みいただけると、タヌキにとっても勉強になります。
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