【読書感想文】ロバート・キヨサキ+シャロン・レクター著『金持ち父さん 貧乏父さん』を再読してみました
本作は登場人物として、金持ち父さんと貧乏父さんが登場する、物語形式のビジネス書です。
非常にわかりやすく納得のいく構成となっており、お金に関する考え方の違いが人生には大きく影響するのだということを教えてくれる。
また、「ラットレースからの脱出」、「経済的自由」などのフレーズを流行させた一冊です。

日本で累計300万部、全世界累計2800万部という発行部数を誇り、文庫版も発売されるほどの人気ですが、「意識高い系」な本だとも言われている本作ですが…
なぜそう言われているかというと、「お金のために働くな」と書かれていたり、「自分のビジネスを持て」などといったような、自己啓発本的な内容となっているからと考えられます。
著者 ロバート・キヨサキ氏とは?
本作者のロバート・キヨサキ氏は、1994年に47歳でビジネス界から引退し、1997年に『金持ち父さん 貧乏父さん』を執筆します。全世界で51ヵ国語に翻訳され、109カ国で紹介されるほどの人気となりました。
彼は、ゼロックスのトップセールスマンからスタートし、不動産投資で財を成しましたが、2012年に自分の会社が破産するなど、波乱万丈の人生を送っています。
しかし、その後もオンラインセミナーを配信したり、セミナーを開催するなど、精力的に活動し、『金持ち父さん』に返り咲いている人物です。
この実績から、彼が書いた本は多くの経営者やビジネスマンから評価され、若いうちに読んでおいた方がよい本として推薦されています。
スポンサーリンク金持ち父さんにはモデルがいるのか?
一説では、本作の登場人物は実在の人物ではない(彼の脳内で創りだした人物像)と言われています。
しかしまた一説では、参考にしたモデルがいるのではないかと噂されています。
金持ち父さんのモデルだとされているのが、億万長者として知られるロバート・アレン。彼はカナダ生まれのアメリカ人で、『財産構築のプロ』として広く認識されている人物で、世界的なマネーコーチとして活躍しています。
しかし実際のところ、誰がモデルであるかは定かにはされていません。
ロバート・キヨサキは「金持ち父さん」は実在すると主張していますが、それが誰なのかという情報については明らかにしていません。彼がそのような対応をしているのは、金持ち父さんがそのように要望しているからだと説明しています。
金持ち父さんと貧乏父さんの違いとは?比較してみると…
ロバート・キヨサキは、『金持ち父さんと貧乏父さんの違い』について、お金の流れを使って説明しています。
貧乏父さんは、仕事をして給料が出ると、すぐにお金を使ってしまいます。そして、その使い方も非常にシンプルで、全てを『支出』として使ってしまうのです。その結果、お金がまったく貯まらないばかりか、『投資』という考えに至ることができません。つまり資産となるものに対して、お金を使うことができないのです。
一方、金持ち父さんは、『資産となるもの』に対してお金を使います。資産とは具体的にいえば、金融資産はもちろん、自分の能力を磨くためにお金を使うことも含まれます。
そのようにしてお金を使えば、将来的にさらに大きなお金が入って、好循環を生み出すというのが、お金持ちになれる基本的な考えなのです。
今後何度かに分割して『感想文』を掲載してみたいと思っておりますので、よろしければお付き合いくださいませ。
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