【米中貿易協議】1月中に閣僚級協議を開く見込み
NY株式相場はダウ平均が昨年12月14日以来24,000ドルの壁を超えることが出来、NYダウ、NASDAQ、S&P500の3指数ともに5日続伸で終わりました。
この5連騰を支えているのは
- 米中貿易交渉の進展で投資家心理が改善している
- 米連邦準備理事会(FRB)が利上げを急がないとの見方が優勢
- 投資指標面の割安感から、相場の戻りを期待する投資家が増え「押し目買いが入りやすい」
となっていることが『リスクオンムード』に勢いをつけています。
とはいえ市場開場直後は、昨日までの4連騰からの利益確定売りもあり3指数ともに下げから入った一日でした。
米中政府が9日まで開いた次官級協議を順調に終え、貿易摩擦への懸念が後退しています。
FRBのパウエル議長は10日、金融市場の変動が大きさに言及し「必要があれば素早く、柔軟に政策を変更する」と強調したコメントを発表。
9日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(12月開催分)も利上げ観測の後退を誘う内容だったこともあり、株の買い安心感を高めています。
モルガン・スタンレーが投資判断を「買い」に引き上げたボーイング(BA)が買われました。▲2.55%で終わりました。
この1銘柄でダウ平均を59ドルあまり押し上げています。
ボーイングが頑張った一方では、小売り関連株が相場の重しとなりました。
百貨店大手のメーシーズ(M)が、現地時間10日朝、年末商戦の不振で19年1月期通期の売上高と1株利益の見通しを下方修正を発表しまた。▼17.69%で終わっています。
同社の株は一時20%安となり、その影響は他の百貨店やアパレル株の売りに波及し今後の景気指数への影響も心配されます。
また現在進行中の不安要素として、米政府機関の一部閉鎖が長引いているのは相場の重荷となっています。
トランプ米大統領は10日、1月下旬にスイスで開かれる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)を欠席するとツイッターに投稿しました(外遊している余裕はないでしょう!!)。
政府機関の長期閉鎖が米経済に及ぼす影響を懸念する声があがっています。
スポンサーリンク日本時間2019/1/11 6:00現在
NYダウ : 24,001.92 ▲0.51% ( +122.80)
NASDAQ : 6,986.07 ▲0.42% ( +28.99)
S&P500 : 2,596.64 ▲0.45% ( +11.68)
VIX恐怖指数: 19.46 ▼2.60%
※VIX恐怖指数がようやく20を下回りました!
為替ドル円 : 108.48
上海総合指数:2,535.10 ( -9.25)
日経平均先物CME(ドル建て):20,370.00
※投資判断は自己判断自己責任です。
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