NY株式市場は、ダウ平均は反落、NASDAQ、S&P500指数は続伸で終わりました。
ダウは3連騰後で利益確定売りが出やすい流れでしたが、米中貿易協議を控えた中で『投資家に買いを促すような良いニュース』が乏しく、利益確定売りを踏み上げるほどの(買いの)流れには至りませんでした。
しかし直近に、中国・米国ともに堅調な経済指標が出ていたことから、世界経済の減速懸念が薄くなっており、市場の雰囲気は依然としてリスクオンに傾いているようです。
ウォルグリーンズ決算を引き金に、利益確定売りが止まらず?
ドラッグストア大手ウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス(WBA ▼12.81% 寄与度-55.12)が発表した決算内容が嫌気され急落しています。
12-2月期決算で1株利益が予想を大きく下回ったほか、通期の利益見通しを大幅に下方修正したもので、従来は通期1株利益を7%から12%の増加を見込んでいたものも横ばいに修正しました。
このウォルグリーンズ1銘柄が、ダウ平均への寄与度-55.12とダウ平均下げ-79.29のほとんどを占めており、今日のダウ反落は『ウォルグリーンズ1銘柄の決算発表を引き金にした利益確定売り』の流れ(を止められなかった)と思われます。
ただ、前日までに発表された米中の製造業関連の経済指標の改善を受け『世界景気の減速懸念』が和らぎ、3月の下げの原因となった『逆イールド(長短金利の逆転)』が解消されたこともあり、市場の雰囲気はさほど悲観的な様子は見られず、NASDAQ、S&P500は上昇を維持しています。
今後の米中貿易交渉のニュースが気になるところです…
フェイスブックの新セクション開発に好感?
NASDAQ総合株価指数は4日続伸、アナリストが業績拡大を見込んで強気な見方を示したフェイスブック(FB ▲3.26%)が上昇しています。
マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は1日、同社が、「質が高く」「信頼できる」ニュースをテーマにした『新しいセクションの開発に取り組んでいる』と明らかにしており、経営幹部によると、「この新しいセクションを年内にも開始出来るかについて協議を進めている」ということです。
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日本時間2019/4/3 6:00現在
NYダウ : 26,179.13 ▼0.30% ( -79.29)
NASDAQ : 7,848.69 ▲0.25% ( +19.78)
S&P500 : 2,867.24 0.00% ( +0.05)
VIX恐怖指数: 13.36 ▼0.30%
為替ドル円 : 111.32
上海総合指数:3,176.82
日経平均先物CME(ドル建て):21,545.00
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