トランプ大統領の『先制ジャブ』から一夜明けましたが、市場の反応はタヌキの想像と少し異なり、欧州市場に若干の動揺が見られたものの、アメリカ市場はG20を控える中でFRBの利上げ方向性の模索も含め株価は混迷の度合いを深めており、わずかに上昇しています。
タヌキは一気に下落に向かうと想像していたのですが…「これ(米中関係悪化)って市場織り込み済みなの?」
まぁ、この1か月ちょっとで市場はかなり地盤沈下してしまっていますから、もう振り回されることは少ないのかもしれません…のでしょうか?
ただトランプ発言で名指しされた『アップル(AAPL)』は時間外で大きく下げ、市場が開いた直後も下げましたが割安感から買い戻され、終値174.24ドル(-0.22%)と何とか前日終値付近まで持ち直しました。
この1か月の間で220ドル以上あった株価が、今では170ドル代前半…アップル(AAPL)社にとっては、「踏まれたり蹴られたり」の1か月ですね。
また、米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は、今週の20カ国・地域(G20)首脳会議期間中に「トランプ大統領が中国の習近平国家主席と夕食会に臨む(予定)」と明らかにし、「両首脳間で合意に至る可能性が高いとトランプ大統領は確信している」としています。
この発言で、市場が持ち直したのですが…
…ホントに?「美味な夕食でありますように」タヌキはお祈りしております。
※投資判断は自己判断自己責任です。
中国劉鶴副首相談
中国の劉鶴副首相は27日、ドイツのハンブルクで開かれた経済会議で「貿易戦争に勝者は存在しない」と述べた。
劉副首相は「(米国の)保護主義と一方的なアプローチは、貿易問題の解決策とはならない。むしろ、世界経済を巡る不透明感が増すだけだ」と米国をけん制。
「過去を見ると貿易戦争において誰も勝利したことがない。関税引き上げは景気後退につながるだけ。このことは、経済発展の歴史が何度も証明してきたことだ。平等と相互尊重の原則の下、交渉による問題解決を探るのがわれわれの手法」と説明した。
また、知的財産保護面で大きく改善する見通しを示し両国は互いの違いを認め、思想的な対立を回避する必要があると訴えました。
中国科学技術省 徐南平次官談
中国科学技術省の徐南平次官は、記者団に対し「米国が中国製品を購入しないことが米国企業に本当に有益なのだろうか。中国は日本や韓国から購入できるし、自ら開発することも可能だ。そうなったら米国はどうするつもりか」と述べた。
また米上場企業の多くにとって中国製品の使用は少なくとも半分を占めていると指摘。
「長期的にはウィンウィンどころか双方が損をすることになる」とした。
あの~ここで日本の名前を出されても困るんですけど…(タヌキ談)
日本時間2018/11/28 6:00現在
NYダウ :24,748.73 ( +108.49)
NASDAQ : 7,082.70 ( +0.85)
S&P500 : 2,682.20 ( +8.75)
VIX恐怖指数: 19.01 (+0.11%)
為替ドル円 :113.79
上海総合指数:2,574.68 ( -1.13)
日経平均先物大証(夜間):22,070.00
※タヌキは『米中貿易戦争』の早期終結を心よりお祈りしています。
ではタヌキは巣穴に戻ります。
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