トランプ大統領の先制ジャブ
ウォールストリート・ジャーナル誌が２６日に報じた内容によりますと
「トランプ米大統領が今週末に見込まれる米中首脳会談を前に、中国からの輸入品約２千億ドル（約２２兆円）分にかけている追加関税の上乗せ税率を予定通り来年１月から２５％に引き上げる考えを改めて示した」
とのことです。
トランプ政権は知的財産侵害などを理由とした追加関税の「第３弾」として、９月から２千億ドル分の輸入品に１０％の関税を上乗せしており、「来年からは２５％に引き上げる」と発表しています。
関係筋の見方では中国側の譲歩次第では１０％に据え置くとの見方も出ており、市場では「リスクオンムード」も漂っていましたが…
トランプ氏はウォールストリート・ジャーナル誌のインタビューで、据え置きの可能性は「ほとんど考えにくい」と述べたそうです。
また、３０日からブエノスアイレスである主要２０カ国・地域（G20）首脳会議にあわせた米中首脳会談が不調に終わった場合、「第４弾」として実施を検討している約２６７０億ドル分への追加関税にも踏み切る考えを改めて示したとのこと。
G20での米中の罵り合いが目に浮かびます
トランプ氏は「中国はディール（取引）をしたいなら、米国からの競争に対して国を開かなければならない」と中国の習近平国家主席を牽制（けんせい）しています。
G20を控えた今週は、これを口火に政治情勢が荒れると予想されます。
米中双方の首脳は、『ウィンウィンの関係』に調整する能力の欠如した『力押し外交しかできないレベルの人物』のように見受けられますので、『米中貿易戦争』の影響は今後も長く世界経済に影を落とすことになるでしょう。
※投資判断は自己判断自己責任です。
※タヌキは『G20と米中首脳会談』の成功を心よりお祈りしています。
ではタヌキは巣穴に戻ります。
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