今回の株価調整(暴落?)によって、FANG銘柄や半導体銘柄は大きく下げています。
タヌキは早々に狼狽売りしてしまいましたが、『復活を信じてホールドしている方』、『今回の下げをチャンスとばかりに、さらに買い増していかれる方』もいらっしゃいます。
半導体関連株は『アップルショック』の波をもろに被り、FANG銘柄以上に下げてしまっています。
半導体銘柄はもうダメなのでしょうか?
先日、アップル株について『なんとなく』考えてみたところですが、今回は将来の半導体需要について半導体株銘柄の代表的な銘柄である『エヌビディア』の将来の可能性について『なんとなく』考えてみました。
「eスポーツ」って最近よく聞くよね?
『eスポーツ』とは
タヌキは『eスポーツ』と聞いてイメージしていたのはこんな感じでした。
最近よく聞く『eスポーツ』というのは、『ストイックに画面に向かう有野課長』とはかなり異なるもののようです。
『eスポーツ』の定義は
- プレーヤーの行動をデジタル化してコンピューター上で競技するスポーツ
- 工業社会に生まれたモータースポーツの様に、情報社会に生まれた新しいスポーツ
欧米では1990年代後半から高額な賞金がかけられた世界規模の大会も開催され、参加者の中にはアマチュアから年収1億円を超えるプロゲーマーまでいるそうです。
お隣韓国では、50以上もの『eスポーツクラブ』が存在し、1万人もの人がクラブに所属、活動しているとのこと。
また『スポーツ観戦』として世界中で3億8,500万人以上の視聴者がいるとされています。
エヌビディア復活のカギは『eスポーツ』業界の発展にかかっている
エヌベディア(NVDA)はアメリカ株式市場ではNASDAQ取引所の半導体銘柄に分類されており、先週発表された決済が芳しくなかったため、一夜にして(-37.96ドル、-18.76%)と大きく下げました。
同社が開発、販売している半導体はGPU(コンピューターのグラフィック処理の高速化部品)ですので、古くは『Xbox』、『PlayStation 3』の開発に携わり、記憶に新しいところでは『Nintendo Switch』を任天堂と共同開発しています。
因みにタヌキが使っているパソコンにも同社の『グラフィックチップ』が搭載されております。
ただタヌキは、その性能をフルに生かすような『ゲーム関係』は全くしていないので、宝の持ち腐れっぽい感じではありますが、ネット動画やブルーレイディスクの再生に関してはノーストレスです。
このような製品は、主に『ゲーム機』や『ゲーム用パソコン』に使用されますから、それらの販売実績がダイレクトに同社の業績に反映されます。
ゲーム業界は、高度なグラフィック処理を追求して次々と新製品を開発していかないと成り立たない業界ですから、高性能なGPUの開発需要は留まるところを知りません。
近年のeスポーツ発展については、昨年には『アジア大会』のメダル競技として認定されましたし、今年は日本でも『第74回の茨城国体』での文化プログラム特別競技として実施されました。
また、日本国内でスポンサー付きのプロチームが出来、賞金付きの大会が開催されるなど『商業化の道』が拓けてきました。
オリンピックに関しては、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長はeスポーツのオリンピック採用はないと否定していますが、(金銭感覚の鋭い組織IOCのことですから)eスポーツの商業的価値が上がってくれば無視できなくなる可能性があります。
次々開発される「ゲームの高性能化」や「eスポーツの競技人口の増大」はゲーム機や高性能パソコンの需要を生み出しますから、これからのeスポーツの発展はエヌベディア(NVDA)の企業業績に多大な影響を与えるでしょう。
これからブラックフライデー、クリスマス、年末商戦の時期になります。
トランプ大統領の変なツイートに警戒しつつ、株価上昇の切り札である『米中貿易戦争』の鎮静化を祈りましょう。
※投資判断は自己判断自己責任です。
日本時間2018/11/22 6:00現在
NYダウ :24,464.69 ( -0.95)
NASDAQ : 6,972.25 ( +63.43)
S&P500 : 2,649.93 ( +8.04)
VIX恐怖指数: 20.84 ( -7.30%)
為替ドル円 :112.53
上海総合指数:2,651.51 ( +5.65)
日経平均先物大証(夜間):21,690.00
米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら3日続落し、前日比95セント安の2万4464ドル69セントで終えました。
前日までの2日間で大幅に下げていたため、短期的な戻りを見込んだ買いが先行、ただし市場心理が悪化しているうえ、世界景気の減速懸念や米中貿易交渉を取り巻く不透明感も根強いところです。
アメリカでは感謝祭の祝日の前日でもあり、総じて取引はおとなし目で取引終了間際に持ち高を手じまう動きが広がり、最終的に下げに転じました。
ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりにようやく反発し、63.43ポイント高の6972.25で終えました。
FANG銘柄のフェイスブック(FB)やアルファベット(GOOGL)、アマゾン・ドット・コム(AMZN)など主要ハイテク株の一角が買い直されました…
しかしながら、半導体銘柄のエヌベディア(NVDA)は -2.93%と下がり続けたままです。
ではタヌキは巣穴に戻ります。
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