NY市場戻り期待の買い続かず
アメリカ株式市場は高安まちまちでした。年末で市場参加者が少ないなか、上下値動きの波が激しい不安定になりやすかったところです。
うまく上がっていけば、続伸できたのですが…
ダウは前日終値を3日ぶりに反落し、前日比76.42ドル安の2,3062.40ドルで終えました。
米政治情勢の不透明感や世界景気の減速懸念などが相場の重荷となった。目先の戻りを期待した買いが断続的に入り、前日終値を軸に波打つような株価推移を見せていましたが、引けかけて売りが広がり下がって終了。
世界景気の減速懸念も根強く、エネルギーや素材株を筆頭に景気敏感株が、米長期金利が低下し、利ざやが縮小するとの見方から金融株の売りも目立ちダウ平均は一時157ドル下げる展開も…
一方では年末特有の節税目的の損失確定の売りが一巡したとの見方や、年始の投資資金流入を期待した買いも入りました。今週初めにかけて売りがかさんだことで、ダウ平均は約1年3カ月ぶりの安値を付けており、ファンダメンタルズ(基礎的条件)からみた割安感や値ごろ感が強まったとの見方もあり240ドル上げる場面もあったのですが…
NASDAQは3日続伸し、同5.030ポイント高の6584.522で終えた。アマゾン・ドット・コム(AMZN)や画像処理半導体のエヌビディア(NVDA)などハイテク株の一角が買われた。
オラクル創業者で会長のラリー・エリソン氏らを取締役に迎えたと発表した電気自動車銘柄のテスラ(TSLA)も上げました。
米政治情勢の不透明感の一例(トランプ政権vs野党民主党)
メキシコ国境の壁建設を巡ってトランプ米大統領と野党民主党が対立しており、年明け以降も米政府機関の一部閉鎖が続く見通しとなっている。
1月からの米議会は中間選挙の結果を受け、民主党が下院の多数派となる。来年は議会のねじれが『トランプ政権vs野党民主党』の対立構造の政治の停滞につながるとの警戒感が強まる。
日本時間2018/12/29 6:00現在
NYダウ : 23,062.40 ▼0.33% ( -76.42)
NASDAQ : 6,584.52 ▲0.08% ( +5.03)
S&P500 : 2,485.74 ▼0.12% ( -3.09)
VIX恐怖指数: 28.34 ▼5.41%
※恐怖指数が少しずつ下がってきました…
為替ドル円 : 110.27
上海総合指数:2,493.90 ( +10.81)
日経平均先物大証(夜間):19,860.00
※投資判断は自己判断自己責任です。
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